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ニュージーランド北島編
スカイダイビング(Taupo)
タウポで12,000フィートのスカイダイビングに挑戦。値段は$200 約13,000円('99料金)、大奮発した。
タンデム(2人乗り)ダイビングなので、自分と一緒に飛ぶインストラクターが紹介される。私のお相手は、ブレンダーといって、別におもしろくも、おかしくもない、ごく普通の真面目そうな青年だった。『この人に命を預けるのかー、ふ−ん』と思いつつ、上空を見上げていたら、自分たちの乗るセスナが目の前に到着した。20人くらいで乗り込んだセスナはどんどん高度を上げていく。セスナの中では、自分の後ろにインストラクターがひっついて、パラシュートの器具でつながった状態で床に体育座りをする。ドアの隙間から冷たい空気がヒューッと入ってきて、高度がずいぶん上がったのと、外気が低いことがわかる。緊張もピークに達して、やけにくちびるが乾く。
ふと、どこからともなく、食べ物のにおいが・・・。においの方向を見てみるとななめ後ろのNZ人のインストラクターが、私同様、緊張で顔をこわばらせた白人参加者の後ろにひっついて、でっかいサンドイッチをムシャムシヤ食べていた。これから、高度12,000フィートの高さから飛ぶというのに、しかも人の命も預かっているというのに、よくものが食べられるってもんだ。びっくりした。飛んでる最中に、食べたばかりのサンドイッチをゲロゲロとかやられたら、たまったもんじゃない。(>_<) 私のお相手じゃなくて良かった。
いよいよ飛び降りる体勢になった。セスナのドアが開いて、すごく冷たい風が中に入ってくる。私はドアのヘリにたてひざついて座らされ、インストラクターは私のおでこを後ろにのけぞらせて、「エビゾリ、エビゾリ」と日本語で言っている。言われるがままに、エビゾリになったら、「スリー、ツー、ワン、ゴーツ!!」の掛け声とともに、背中をおされ、ひえ〜〜〜!!!(>o<)と思ってたら、もう飛んでいた。フリーフォールという、パラシュート無しで落ちている時間がやたら長く感じた。目を開けていられない。口の中に風がいっぱい入ってきて、ほっべたが痛いくらいに膨らんで、今、自分はふぐみたいな顔になってるなと思った。体にガクンという衝撃があってパラシュートは開いた。自分の目もようやく開くことができて、下を見下ろすとタウポ湖と町がおもちゃみたいに見えた。空中遊泳は快適だった。結構余裕こいて持参のカメラで写真撮影なんかもした。遠く遠くの山や、町が見渡せて、気持ちが良かった。
ゆっくりゆっくりと降りてきて、数分間続いた空中遊泳は終わり、着地も転ぶことなく上手にできた。な−んだ、思った程恐くないじゃん。気分は最高にすがすがしかった。('99.11)
ギズボーン ミレニアムの初日の出(Gizborne)
世界の東の端に近いニュージーランドのギズボーンは、このミレニアム、初日の出がもっとも早く見られる町として注目されていた。だから、ミレニアムの初日の出をギズポーンの海で拝むつもりでこの町に滞在していた。
2000年1月1日。天気は曇りだったが、遠い水平線のヘリからジワジワと朝日は昇ってきた。「オーーーツ!!」と歓声があがる。ビーチでは、誰も頼みもしないのに、スコットランドの衣装をまとった、おじいさんがひとり、バグパイプを奏でていた。でもその音色が曇り空からうっすら見える朝日にマッチしていて、じ〜んときてしまった。バグパイプの演奏がひとしきり終わると、今度は、これもまた誰も頼んでないのに、ぶっとい声で「ガンバッテ、ガンバッテ、ハツ、ハツ!!」とドレッドヘアの男がハカ(マオリダンス)を上半身はだかで踊っていた。彼の名はコーリン、この町いちばんの不良中年で、たいがいいつ会ってもラリッている。もちろん、この神聖なるミレニアムの初日の出の時もバッチリラリッていた。初めはまわりの人たちも目を丸くして見ていたが、あまりにも迫力あるハカに、終わった時はみんな一斉に惜しみない拍手をコーリンに浴びせた。
彼は何も言わず、くるりと海に背を向けて、何事も無かったかのように立ち去っていった。消えちゃいそうにはかない日の出と、耳から心臓までしみわたる、バグパイプの音色と、海の向こう側まで響くような迫力のハカと共に私の2000年の幕は開いた。なんだかいいことありそうな、そんな予感がした。('99.12〜'00.1)
ギズボーン ビーファームでのファームステイ(Gizborne)
私にとって、3度目のファームステイ。ボディボードがしたかったので、海に近いという理由でこのピーター・ラムという人の経営するビーファームを選んだ。ピーターの家には、すでに、日本人とイギリス人の男がステイしていた。彼らは毎日、ピーターに連れられて、ビーファームに蜂蜜の仕事をしに行く。最初、私も蜂の仕事をするのかと思ったら、「この家には女がいないので、家の掃除や、食事作りを頼む」とお母さん係を頼まれた。
★1日の流れを紹介★
波がいい時は6:00起床→海へ行ってボディーボード
たいがいは8:00〜9:00頃起床→みんなが、仕事へ出掛けたあと、家と庭の掃除・・・家はでかいし、汚いしで掃除は大変。庭には野草のように生えてるきゅうりやトマト。雑草を抜いたりと庭いじり
14:00→ひと仕事絶えて、のんびりお茶
15:00→町へ行ってサーフショップや、本屋さんをブラブラ
16:00→買い物・・・男たちはみんな食べ盛り。牛乳4リットル、じゃがいも10キロレベルのお買い物
18:00→夕食の準備・・・こんなに大量の食事見た事ないってくらいの食事作り。給食のオバサン気分(*^_^*)
19:00→海へ行ってボディーボード・・・ニュージーランドの夏は夜9時過ぎまで明るい。だからこんな時間から余裕こいて海へ行けちゃう
夏真っ盛り、ビーファームはとても、忙しくなり、私にもとうとう来る日が来てしまった。朝ピーターに「力ヨコ、ビーファーム、ワーク、ワーク」と言われ、ピースーツを着せられて、ビーファームについて行った。木製の巣箱の周りは蜂が大量に飛んでいて、すごい状態。何段も積み重なった、巣箱はバンドでくくられている。そのバンドをはずしたり、かけたりするのが私の仕事だった。ピーターが蜂の巣箱を開けて、なかの蜂の巣と蜜をチェックする。みんな、慣れた手つきでテキパキ働いている。私もいざ、蜂の群れの中へ!!ぶ−ん、なんてもんじゃない。ゴーーーーーツつていう音が耳のすぐ側でして、蜂が飛んでる音とは思えない程のすごい音だった。でも、大量の蜂に囲まれてもそんなに恐くはなかった。「へっちゃら、へっちゃら」なんて言ってたら、モモに“ピキーーーーン”と鋭い痛みが・・・
思わず「きたぁぁぁぁぁ!!!!」とおたけびをあげてしまった。早速、蜂に刺された。痛さとショックでボーゼンとしてると、後ろでピーターが「ヒィーッ、ヒッ、ヒッ!!!ファッキン、イェイ!!V(^0^)」と、うれしそうに笑っていた。私も痛さよりピーターのはしゃぎっぷりの方がおかしくて、もう笑うしかないって感じ。刺されてから数時間後、これが強烈なかゆみに変わる。こんな風にかゆくなるってのは意外だった。仕事中、ピーターが採れたての蜂蜜をその場で味見させてくれた。とろ〜りと黄金色に輝く蜂蜜の味は濃厚であまーくて、自然の味がした。こんなにおいしい蜂蜜を食べたのは初めてだった。
ヤミツキになるおいしさ。その後もこっそりピーターの目を盗んでは、ひとりで、何回も蜂蜜の味見をした。オイシ、タノシイ、ビーファーム!!('99.12〜'00.2)
フィティアンガ ボーンカービング(Whitianga)
フィティアンガでは、ボーンカービングのペンダントを作る事ができる。ボーンカービングは古くからマオリ族のお守りとされてきた。厚さ5ミリくらいの牛の骨でできた板に、自分で考えたデザインを鉛筆で下書きして、それに沿ってカッティングマシンでカットする。私は自分のイニシャルKと友達のイニシャルNをかたどって、ふたつのペンダントを作った。デザインはアルファベットに限らず、何でもいいんだけど、あまり細かいのは難しいかも。ニュージーランド特有のマオリ系デザインのフィッシュフック(釣り針のかたち)が人気。
牛の骨の板を慎重にカットする。思うように手が動かなくて、横で見ているお店のおっさんが、じれったそうに、眉をしかめて「No、No」と小声で言っている。ちょっと泣きそうな顔(・_。)しておっさんの顔を見上げたら、「どれどれ‥・」という感じで手伝ってくれた。カットしてる時、なんかどっかで嗅いだことあるにおいがしてきた。そういえば音も。ん?なんだろ。そうだ、歯医者だ!!、まるで歯を削ってるみたいな、におい、音!一瞬や〜な気持ちになったが、それには、こだわらず作業を進める。細かい部分のカットはペン型のマシンでちょこちょこ削って、あとは全体を滑らかにするために、紙やすりでこする。おっさんに、紐を通す穴をあけてもらって、裏には、今日の日付と名前を彫った。紐を通して出来上がり。所要時間、2時間半くらい。値段は材料費込みで、ひとつにつき、$35 約2,280円
私は自分でオリジナルのデザインを書いて持っていったが、お店にパターンブックがあって、そこから、デザインを選べるので、デザインを考えて行かなくてもダイジョーブ。おもしろい体験ができる上に、おみやげにもなるから、一石二鳥。、初めてのボーンカービングは人にプレゼントするといいらしく、私はニュージーランドで出会い一緒に働いた妹的存在の女の子に写真右のペンダントをプレゼントされて、今でも、波乗りする時はお守りとして、必ずつけている。('00.2)